銀行ひと騒動
私の実家があるところは、
非常にのんびりした場所であるなぁと今日は思いました。
今日は午前中、
母の高額医療の申請と介護保険手続き、
介護ベッドの申請、
銀行にて母の口座から入院費用の引き出し、
ドラッグストアで買い物、
そしてじいちゃんのケアマネージャーさんとの打ち合わせ
を済ませようと計画していました。
役場で順調に申請などをして、
さて、と銀行へ行ってATMで引き出そうと思ったら、
キャッシュカードがガツッガツッとなって入りません。
あれれ?と思い窓口へ行くと
ツバメがバサッバサッと天井を回遊していました。
おぉ~と思いつつまわりを見ると、
まったく気にしていない客と銀行員たち。
それもびっくり。
そして、窓口へ出すと、
フレッシュな男性銀行員が出てきて、
一緒にATMに並んでカードを入れてくれたけれど、
やっぱりガツッガツッとなって入りません。
フレッシュくんは、「すいません」といい、
奥から入社5年めぐらいの男性銀行員が出てきました。
5年め風の彼は、母のカードをさすりさすりしつつ、
一緒にATMに並んでカードを入れてくれたけれど、
やっぱりガツッガツッとなって入りません。
「母の口座なので、母のハンコがないのです」
と事情を説明すると、
5年めくんは「お待ちください」といって、
奥へ行きました。
奥で5年めくんがいぶし銀というたたずまいの
年配の銀行員に相談しています。
いぶし銀さんは母のカードを
斜めにして見たり、磁気の部分をさすったり、
両端を手でくにくにと押したりしているようです。
嫌な予感がしました。
二人の頭上をツバメがバサッバサッと回遊しています。
そしてとうとういぶし銀さんが登場しました。
いぶし銀さんは「失礼します」といって、
一緒にATMに並んでカードを入れてくれたけれど、
案の定ガツッガツッとなって入りません。
「見た目では普通のカードと変わらないんですけどねぇ」と、
いぶかしがるいぶし銀さん。
「あの。母のハンコをなんとか探してみて、また伺います」と私。
なんだかのんびりしたなぁと思い、家に帰りました。


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